6月に来日、初ライブを遂げた Pianoman LEN(レン)。彼の美しいピ
アノと旋律と歌声は、初めて聴く人に大きな衝撃を与え、自らドラ
マのヒロインでいられるような多感な雰囲気を醸し出し、たくさん
の涙を誘いました。そんなLENが再び登場し、よりドラマティックな
真夏の夜を9月2日~4日の三夜、この日「THE BAGUS PLACE」内
にオープンする『GINZA K PLACE』(韓流ライブレストラン、
現:BAGUS PLACE)にて演出。
タイトルでもある「三夜三音」の通り、3日間異なるコンセプトで
の演出となりますので、3日間連日ライブを楽しむことにも期待さ
れる貴重なライブの開催となりました。
(ライブレポート)
LENがステージに登場。1曲目はオリジナル曲「落書き」。ピアノの
旋律とLENの歌に、最初から、うっとりと聴き入るファン。
日本語で挨拶
「皆さん、こんばんはLENです。6月のファーストライブに来ていた
だいた方が、たくさんいらっしゃいますね。お久しぶりです。お元
気でしたか。また、今日初めて私の音楽に触れる皆さん、お会いで
きて光栄です。お友達に無理やり連れてこられたのではないと思い
ます。久しぶりのステージのスポットライトの多さに驚いていま
す。スポットライトに負けないように自信をもってステージを盛り
上げていきたいと思います。以上、宜しくお願いします。」と日本
語での挨拶に「緊張しました。」と照れるLEN。
ウェブを通してリクエストがあった曲をお送りします。今日は「三
夜三音」ということで、僕のオリジナルを歌う日です。次の曲は
「悲しみの中であなたを消さなければ」をお送りします。
このライブの司会・通訳担当は、お馴染みのイ・ユミさん。ここで
トークライブ。
Q:6月にコンサートが日本でありましたが、久しぶりですがお元気で
したか?
A:練習ばかりして毎日を過ごしていました。
Q:たくさん練習したと聞いていたのですが、今回のライブのテーマ
3日間、一日一日違うそうなのですね?
A:初日の今日は、僕のオリジナル曲を中心にお届けします。そし
て、2日目は皆さんが好きなドラマや映画で使われたオリジナルサ
ウンドトラックを中心に。そして、3日目は一番僕は心配している
のですけれども、皆さんのリクエストにお答えして、そこでいただ
いたリクエストの曲を弾いていくということなのですけれども。
Q:自信ありますか?
A:だ・だ・大丈夫です。(本当に緊張と心配の様子でした。)
Q:何曲くらいを闇九歩に全部というのは、流石に厳しいと思うので
何曲か絞ったということなのですけれど?
A:60曲くらいを準備したのですけれど、日本の曲で3,40%く
らい占めているのです。
Q:6月にライブが終って2ヶ月くらいなのですが、どれくらいの期
間で練習したのですか?
A:リクエスト曲がこんなものがありましたよと伝えられたのが、大
体1ヶ月前くらいでした。
Q:最初の緊張する場面のトーク部分の挨拶が終わりましたが、もう
緊張してないですよね?
A:これから緊張しなければならない場面が、二回ほどあるのです
よ。その二つの場面さえ、ちゃんと持ちこたえられれば大丈夫かと
思います。(LENの緊張する言葉に会場を沸かせる場面。)
MC:皆さん、始まったばかりで堅いみたいですね。皆さん思ったこと
を何でもLENさんに言ってくださいね。というMCが会場に向かって
声をかけると、会場からは「カワイイ」と声援がありました。
LEN:次の曲はちょっとテンポのある曲なので、立って歌おうと思っ
たのですが、僕のファンの方はわかっているように、僕は立って歌
うことがとても苦手なのですね。だからどうしたらよいかなと思い
まして、ピアノでもない立ちでもないということで、その中間をと
って座って歌うことにしました。3曲目「ベイビー・ロー」
LEN:思ったよりも伴奏が聞き取りずらくて、一瞬慌ててしまいまし
た。ちょっと微妙に失敗をしたのですけれど、皆さん優しく受け取
っていただいたと思います。ピアノを弾いてない状態で歌うとき
は、手をどこに置いていいのかわからないのですよね。ズボンをし
っかり握っていようと思ったのですが、今日のズボンはレーシーな
感じになっているので、掴みにくかったです。実は初めてこんな服
を着ているのです。
LEN:続いてお届けする曲は、「シークレット・ガーデン」の中でサ
ンという登場人物が歌った曲をお届けします。この曲を聴くとき
は、僕を見なくても大丈夫です。サンのことを想像して聴いてくだ
さい。会場のファンは、ドラマ「シークレット・ガーデン」のワン
シーンを思い出しながら聴き入り、涙する姿もありました。
LEN:次の曲はとても特別な曲で「クナンジャ その男」という曲な
のですけれど、実はこの曲は日本語の歌詞を書いてくださいとお願
いしたのです。たくさんの応募があった中から選ばれた方、その方
が書いた歌詞で、今日は歌いたいと思います。マツシマイクコさん
の歌詞を選ばせていただきました。それではマツシマさんが書いて
くれた詞でお送りします。
Q:実際日本語で歌ってみていかがでしたか?
A:難しかったです。
Q:どういう部分が難しかったですか?
A:やはり、日本語で歌うと100%意味を唱和するのが大変です。
できるだけ寄せていただいた方の歌詞の意味を考えて歌いました。
マツシマさんは、”6月25日のLENさんの初来日ライブの帰り道の
に愛犬が亡くなったという連絡が入り、あまりにショックでどんな
ふうにして家に帰ったのかも思い出せないくらいだった。歌詞を書
くことによって、気持ちが整理できました。感謝しています。”
ステージに椅子が用意されました。
LEN:違った姿を見せたいと思いまして、今までとは全く違う形です
よ。これはちょっと気恥しい感じもするので、是非皆さん応援して
ください。
Q:ギターを弾くのですか?
A:デコレーションではないのですよ。ちゃんと使うのですよ。(ス
テージに置いてあるギターが飾りではないと照れながら話す様子。)
Q:今までギターは弾いたことがあったのですか?
A:ちょっとあったのですが・・・喜んでいただいたら嬉しいです。
僕の曲で「愛してる」を歌います。
かなりの緊張している様子。大きく深呼吸するLEN。
LEN:今日はいろいろと準備したので、いろいろなところに移動しな
ければならないので大変ですね。今までこんなことなかったのです
が、本番前は喉の調子は良かったのですが、体調がいまいちだった
のです。皆さんの前で歌っていると、喉の調子が大変なことになっ
てきています。今、体調のせいか背中に汗をかいてしまっているの
ですね。でも思った以上に声もしっかり出ているように思います。
突然ここで「愛している」と言い歓声があがった。
LEN:ハーモニカを使った曲で「ピアノ・マン」。皆さん手拍子をし
てみて下さい。
ビリー・ジョエルの曲でもある「ピアノ・マン」をLEN風にピアノ
とハーモニカという難しい演奏と歌を元気に歌い上げた。そして、
「世界にひとつだけの花」を明るくテンポよく歌い、ファンも元気
よく手拍子をしてLENを盛り上げ一体化した瞬間でした。
LEN:今の曲を歌っていると楽しくなって、僕の弾き方が早くなって
しまうのです。皆さんの拍手の仕方がどんどん早くなって促され
て、僕自身が早くなってしまい大変でした。すごく楽しく歌えて嬉
しかったです。
LEN:次の曲はとても頑張って練習したのですが、皆さんに喜んでも
らえるか心配です。僕の大好きな山下達郎さんの曲を歌いますが、
その前に違う曲も歌います。
ユーミンの「春よ来い」はピアノの音色と優しく女性の心情を歌
い、山下達郎の「エンドレス・ラブ」では、恋の終わりを切なく歌
い上げました。
LEN:良かったですね。楽しいですか?今日は初日ということで、オ
リジナル曲をお届けするということですので2曲続けてお送りしま
す。
ファンはうっとりと聴き入り涙を拭う方もいらっしゃいました。
<抽選会>
座席の番号で当選された方、3名にLENも飲んでいるという紫蘇ゴ
ールドをプレゼント。しかも箱にLENのサイン入りという貴重な紫
蘇ゴールド。会場が歓声と笑いに沸いた場面でした。
Q:今日はこの「GINZA K PLACE」という場所でライブをしている
のですけれど、初めて立つステージですけれど?
A:場所が銀座の並木通りにあるので、僕にピッタリではないかと思
い歌いました。
LEN:次の曲は歌詞を募集しました。オガワエミコさんの日本語の歌
詞で「街路樹の道」オガワさんは”街路樹に雪が積もり辺は真っ白
な銀世界。恋人たちが肩を寄せ合い楽しそうに歩いている。そんな
光景を懐かしく、時には寂しさをこらえながら思い出の道をひとり
歩いている主人公。LENさんの曲を聴きながらこんな情景を作詞し
てみました。”
書いてくれた詞がとても素敵なので、それを邪魔しないように歌い
たいと思います。
LEN:気に入っていただけましたか?練習時間がそれほどなかったの
で、心配だったので一生懸命練習したので、気に入ってくれたなら
嬉しいです。
次の曲はウェブを通してリクエストいただいた曲で、韓国のソン・
シギョンさんの曲「道で コリエソ」です。ソン・シギョンさんと
はちょっと感じが違う感じになっていますが、気に入っていただけ
たら嬉しいです。
Q:LENさん、そろそろお別れの時間になってきましたね。
A:最後の曲を準備していますけれど。
Q:楽しかったですか?
A:本当にたくさんの方の応援してくれているというのが良くわかり
ました。応援をずっともらっていただきながら、ここまでこれたな
と言う感じがしています。1時間以上に及ぶステージ、最初から最
後まで手を叩いてくれたりして、皆さんの気持ちを届けてくれて本
当に嬉しかったです。有難うございます。
Q:今日はたくさんパワーをいただいたので、明日も頑張れそうです
か?
A:明日も頑張れそうです。
LEN:最後の曲なのですが僕が緊張するパターンがあと二つあり、先
程ひとつが終わりもう一つが最後がこの瞬間なのです。「愛してい
る」をお届けします。
スタンドマイクの前に立ち、ひとつ大きく深呼吸し緊張している
中、最後の曲をとても甘い声で歌いあげた。歌いながらLENは、会
場のファンを隅から隅まで見渡しながら歌う姿が、心の中で「あり
がとう」と伝えているかのようでした。
会場は「アンコール」が鳴り止まない。そしてLENが白い服に着替
えて再び登場すると「カワイイ」という歓声。
LEN:今日はスタイリストの人が、こういうタイプの服ばかり用意し
ているのです。(ちょっと衣装に照れている様子でした。)
LEN:今日、初日なので日本語の曲を準備しているのですが、日本の
曲を3曲メドレーにしたものと韓国の曲をお送りします。皆さん、
聞いていて知っている曲は「あー」知っていると反応してくれると
僕も嬉しいです。では、聴いて下さい。
「秋桜(コスモス)」、「百万本の薔薇」、「あの鐘を鳴らすのは
あなた」の3曲を日本語でメドレー。会場のファンは知っている曲
に対して、「あー」と声を発し手拍子をしLENの要求に応えた。
LEN:僕の選曲は気に入ってくれましたか?次の曲はパワフルに歌い
たいと思い選びました。本当に今日の最後の曲になりますので、僕
の歌声を聴きながら泣いてもいいですし、幸せを感じていただいて
も良いと思います。悲しい曲を選びました。ドラマ「明成(ミョンソ
ン)皇后」の歌を熱唱し、拍手が鳴り止まなかった。
そして、ファンにとってのサプライズ。LENのサイン会を会場です
るという発表に、再び歓声と拍手。LENのアンコールとともに涙を
拭っていたファンも再び笑顔に戻り、LENのサインを大切に手にす
る顔には万辺の笑でした。
「三夜三音」三夜連日のライブ。初日のLENの歌唱力と熱唱に心を
奪われたライブでした。トークでは、素のままのLENの顔を覗かせ
てみたり、ファンとの心通う交流もLENらしさかと思いました。銀
座というライブ会場で、ちょっぴり背伸びしたLENの大人の歌に酔
いしれるファン、きっとLENと一緒に過ごした時間は、思い出の一
頁になったことでしょう。「三夜三音」3日間連続のライブは、3
日続けてLENの歌に酔いしれたいと思いました。そして、今後の日
本での活動も大いに期待したいと思いました。