SOPHIA松岡充 主演 KOKAMI@network vol.11 「リンダ リンダ」製作発表!

伝説の最強バンド「ザ・ブルーハーツ」珠玉の名曲が全編にわたる音楽劇「リンダ リンダ」の製作発表が、8日都内で行われ、演出の鴻上尚史、主演のSOPHIA松岡充など出演者が出席した。

 「リンダ リンダ」は、2004年、ABBAの楽曲だけで構成されたミュージカル「マンマミーア」に刺激を受けた鴻上尚史が、ザ・ブルーハーツの曲を全編で使用した音楽劇。初演から8年の歳月を経て6月に再演される。主演は、初演で鮮烈な舞台デビューを果たし、今ではブロードウェイミュージカルの主役まで務めるSOPHIA松岡充、そしてザ・ブルーハーツの大ファンでロック魂に溢れたミュージカル界のホープ伊礼彼方、可憐な容姿に深い情緒を併せ持つ若手実力派女優・星野真里、何が出てくるかわからない”爆弾”丸尾丸一郎、ソウルフルな歌声と繊細かつパワフルな演技が魅力の高橋由美子、そして”熱”を内包した大人の渋さに満ちた大高洋夫。ザ・ブルーハーツがメジャーデビューして25年、新たな熱狂を生み出す舞台に期待!

 

(前列左から 鴻上尚史、松岡充、伊礼彼方 後列左から 大高洋夫、高橋由美子、星野真里、丸尾丸一郎)

松岡:初演からステップアップした舞台にしたい。

伊礼:ザ・ブルーハーツと過ごせるカンパニーは、夜も眠れないくらいに興奮のザイルになっている。

星野:初めての音楽劇、足を引張ならないように頑張ります。

丸尾:鴻上さんは尊敬する大先輩ですので、今から興奮しています。

高橋:とにかく頑張ります。

大高:初演では劇場に行く途中に職質を二度ほど受けたので、今回は職質を受けないように頑張りたいと思います。

鴻上8年ぶりにやっと再演できることになりました。ご機嫌なキャストに恵まれて興奮しています。

 

Q:8年ぶりの「リンダ リンダ」上演になりますが、8年越しの再演の理由は?

 

鴻上8年前の初演のときから松岡さんと”またやりたいね”と言い、音楽劇はやればやるほど良い作品になっていくものだと思うので、海外の世界的なミュージカルなどは、再演とフラッシュアップを繰り返して成長して行くものだと思うので、この作品も育てていきたいなと、是非すぐにでもやりたいなと思った理由です。

 

Q:ザ・ブルーハーツの曲の中で、一番お好きな曲を教えて下さい?

 

松岡:「チェイン・ギャング」

伊礼:「青空」(見た目が)洋と和のコラボレーションした顔をしていますが、幼少時代はそれがコンプレックスだった。そんな時ザ・ブルーハーツの「青空」に出会い ”皮膚や目の色で何がわかるんだ”という歌詞に共感した。

星野:「キスして欲しい」

丸尾:「イメージ」他国籍な顔をしているので、ネガティブな男で勇気づけられました。

高橋:「ラブレター」

大高:「夕暮れ」こんなにメロディーラインがスーッと入ってくる名曲はないと思う。

鴻上:「人にやさしく」

 

松岡は「稽古場では高橋姉さんが牛耳っています。(笑)みなさん仲良く楽しくやっています。」と歌稽古の雰囲気を話すと高橋は「牛耳っていません。(笑)」と笑いを沸かせる場面も。

松岡「めちゃめちゃリンクしますね。田舎でインディーズバンドをやっていてメジャーを意識していたので、振り返ることもありますし、今となってはアーティストとしては、ザ・ブルーハーツさんが羨ましい。鴻上さんはザ・ブルーハーツさんのファンじゃないですか。SOPHIAの第二、第三の鴻上尚史みたいなファンが現れてくれるといいな。」と伊礼は「音楽を目指して挫折をした側なので、役のケンは音楽で意固地になりこの道で進んでいこうとする性格で似ているなと思います。三十路を迎えて考え方が変わってきましたが、10代20代前半はケンとだぶることがあります。」と役とリンクする部分を語った。

 ”ロックは永遠に続く反抗だとありますが何かに反抗したことは”の問いに、松岡は「一つや二つ突き通すものを持っていたいな。反抗?先日、新宿の甲州街道で車線変更をしたら止められて、僕の中では車線変更しても良いとこだったが、お巡りさんからすれば車線変更してはいけなかったところだったらしく、”免許証を見せろ”と言われて”嫌だ”と言った。(爆笑)」そして、大高は「ナビに反抗している。ナビ通りには絶対に行かない。」とプチ反抗を語った。

最後に松岡は「初演では舞台というのを全くわからなかった。思い入れは誰よりもあると思う。8年経ってほかの作品などにも出させていただいて経験し、もっとこういう取り組み方があるなと若干ですが、あの頃よりは成長したと思う。この8年間を無駄にしたくない。」と意気込みを語った。

 

(取材:野地 理絵)

あらすじ

 

大手レコード会社にメイン・ボーカルを引き抜かれて、存亡の危機を迎えたバンド「クール・パルチサン」。引き抜かれたボーカリストは、「売れない歌はもう歌いたくない」と言って去り、ドラムスは失意のうちに故郷へ帰ってしまった。

リーダーのケン(伊礼彼方)とベースのマサオ(松岡充)、そしてマネージャーのミキ(星野真里)が取り残される。「バンドに未来がないのなら解散しよう」と言うマサオ。「新しいメンバーを探そう」と言うミキ。恋人のアキコには、「音楽をやるのがそんなに苦しいのなら、パーっとやめて次のステップに踏み出そう」とまで言われ、ケンは窮地に追い込まれる。

ロックは永遠の反抗、連続する抗議、「音楽じゃなくても行動はできることはあるんだ!」と息巻き、リーダーとして責任と祈りを込めて、ケンはその場でまかせで物騒な提案をする。それは、現在立ち入りが制限されている”あの区域”に関するものだった。

連日、朝まで大騒ぎ。話し合っても何の結論も出ない。これでバンドも消滅するのかという夜、近所の通報を受けて職務質問に来た警官の大場(大高洋夫)がやって来る。音楽の打ち合わせをやっていたのだという3人の言葉に目を輝かせ、翌日「自分をバンドに入れてくれないか」と押しかけてきた大場によって、バンドの存亡をかけた計画が思わぬ展開に進み始める。

そして、3人は「君たちの味方だ」と語る謎の男と出会う。「力を貸そう。」と言う男を振り払う先にも、その男はまたやってくる。人生に見切りをつけたいと願う人々が、無鉄砲な計画に、次々と巻き込まれてゆく。

 

  HP: http://www.thirdstage.com/knet/lindalinda2012/

 

作・演出:鴻上尚史

 

出演

松岡充、伊礼彼方、星野真里、丸尾丸一郎

田鍋謙一郎、岸博之、佃井皆美

三上陽永、小沢道成、大杉さほり、恩地徹、本多剛幸、明石鉄平

高橋由美子、大高洋夫

 

【東京公演】

 

期間:2012年6月20日~7月22日

会場:紀伊國屋サザンシアター

 

【大阪公演】

 

期間:2012年7月28日~7月30日

会場:森ノ宮ピロティホール

 

【福岡公演】

 

期間:2012年8月2日~8月3日

会場:ももちパレス(ももち文化センター)

 

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