「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 2012」の記者発表会が、7日(木)、東京・日本外国特派員協会で開催され、埼玉知事・上田清司氏、川口市長・岡村幸四郎氏、フジテレビ ゼネラルプロデューサー・河井真也氏、女優でプロデューサー・杉野希妃氏、総合プロデューサー・八木信忠氏、ディレクター・瀧沢裕二氏が出席した。(※クリックで画像拡大)
「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 2012」は、今年で9回目の開催となる。デジタル映画に注目し、若い才能のあるクリエイターの発掘と支援に取り組むことを目的とし、今では映像クリエイターの登竜門となっている。今年は、84の国と地域から733作品の応募があった。今回は長編部門12作品、短編部門15作品がノミネートされ、家族の再生や親子の絆とテーマにした作品のほか、コメディやミュージカルやアニメなどバラエティにとんだ作品が発表される。
そして、オープニング作品として、石原慎太郎・東京都知事の原作・脚本による話題作『青木ケ原』を世界最初に公開となり上映される。また、バリアフリーに対応した字幕・音声ガイド付作品として『アントキノイノチ』、劇場の臨場感がそのままスクリーンによみがえるシネマ歌舞伎の『天守物語』、Livespireとして『カルメン』、招待作品として『カウントダウン』など、盛りだくさんの作品が用意される。
女優でクリエイターの杉野は、「私にとって映画祭は、ひとりの映画人として必要な場所です。今、アジア映画が熱いと言われている。フィリピン映画やタイの映画の監督の作品が世界で上映された後で、また作品が売られていくという現実。日本もアジア各国に負けないように、映画の国際競争力をつけていくという意味で、SKIP映画祭で日本の才能に出会えるか楽しみにしています。日本では福岡や大阪のようにアジア映画祭は多いが、インターナショナルフィルムフェスティバルは、他国に比べると少ないのではないかと感じている。今年は審査員としても楽しみにしている」と語った。
<SKIP シティ国際Dシネマ映画祭 2012 >
開催期間:2012年7月14日(土)~22日(日) 9日間
会場:SKIPシティ(映像ホール・多目的ホール他)
主催:埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会、
特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会
ホームページ http://www.skipcity-dcf.jp/
(会場へのアクセスは無料直行バス・・・詳細はHPへ)
SKIPシティとは・・・映像クリエイターになる卵の段階(小学生、中学生の段階)の子供の頃から、メディアリテラシー(映像による読み書き能力)を行なっている。この9年間で埼玉県内の小・中学生が、SKIPシティに来場しメディアリテラシーを勉強した方々が18万人になる。
『SKIPシティDシネマプロジェクト』
第1弾作品『未來の記録』(岸建太朗監督作品)
SKIPシティDシネマプロジェクトの第1弾として、2010年当映画祭で長編映画コンペティション部門にノミネートされた岸建太朗監督作品『未來の記録』を選出し、2011年5月~7月にかけて、東京「新宿武蔵野館」をはじめ、全国5館で公開した。http://www/mirainokiroku.com/
第2弾作品『DON'T STOP!』(小橋賢児監督作品)
2011年当映画祭で長編部門で、SKIPシティアワード受賞した。俳優・小橋賢児の初監督作品であるドキュメンタリー。2012年9月8日(土)より、東京「新宿武蔵野館」ロードショー公開が決定。順次、全国公開が予定されている。http://dontstop.jp/
(取材:野地 理絵)