人気作家天童荒太の第140回直木賞受賞小説「悼む人」、豪華キャスト陣を迎え、堤幸彦演出で待望の完全舞台化。今、日本中を包み込む“至高の愛の物語。“ 2008年、天童荒太が七年の歳月を費やし書き上げた小説「悼む人」。
全国を放浪し、死者を悼む旅を続ける主人公を巡り、その悼む旅に随伴する、かつて夫を殺した女、人間不信の雑誌記者、末期癌の母、子供を身ごもる妹らのドラマを描いたこの作品は、善と悪、生と死が交錯する至高の愛の物語として、多くの人の魂を震わし、2009年第140回直木賞を受賞するなど大きな話題となりました。
今回、かねてより「悼む人」にラブコールを送っていた、同じく天童荒太の著書「包帯クラブ」の映画化の際も監督をつとめた堤幸彦の演出により、初の舞台化が決定致しました。脚本をつとめるのは、数多くの映画をはじめ、 NHK連続テレビ小説(「てるてる家族」)やNHK大河ドラマ(「風林火山」)などを手がける日本を代表する脚本家、大森寿美男。主演は、7月クールの主演ドラマ「サマーレスキュー.天空の診療所」もスタートしたばかりの今、最も旬な俳優のひとり、向井理が本作で2本目の舞台に挑みます。共演は、映画、テレビドラマ、CMと幅広いジャンルで活躍、本格的な舞台は約8年ぶりとなる小西真奈美、ナイロン100℃、NODA・MAP、大人計画、劇団☆新感線など数多くの舞台に出演、映画、ドラマでも活躍している手塚とおる、ハロープロジェクトに所属、歌手活動に加え、今年4月には映画「我が母の記」へ出演するなど女優としても活躍の場を拡げている真野恵里菜、今年、映画「少年H」で夫・水谷豊との28年ぶりの共演も話題の伊藤蘭。この豪華、夢のコラボレーションでお贈りする舞台「悼む人」、全国11ヶ所を巡り上演致します。
ー原作者・天童荒太の言葉よりー
“人間が最終的に願うことの一つは、自分や愛した者のことを、人に忘れずにいてほしいということでしょう。そして、どんな人も差をつけずに悼むということは、生きているどんな人も区別せずに公平に向き合うことにつながるように思ったんです。だから、どんな死者であれ等しく、永く悼み続けてくれる人、彼こそが、僕がいまこの世界において一番いてほしい人間だと信じられ、いわば僕の最も希求するヒーロー像を書いてみようと思ったのが<悼む人>です。
「この人は誰に愛され、誰を愛していたでしょう。 どんなことで 感謝されたのでしょうか。」人が亡くなった場所を巡り、その死を悼む男、坂築静人。彼はなぜ、あらゆる死者を悼む旅を続けるのか。静人に関心を抱き、その裏を暴こうとする雑誌記者・蒔野抗太郎。悼みの旅に随伴する、かつて夫を殺した女・奈儀倖世。癌に冒されながら、静人の帰りを待つ母・巡子、そして新たな生命を授かった、静人の妹・美汐。彼らの思いは絡み合い、 静人の悼みへとつながっていく――。生と死、愛・・・そして罪と赦しの物語。今回の舞台化では、登場人物を、主人公である”悼む人”静人、悼みの旅に随伴する女、雑誌記者、静人の母、そして妹、以上の5人に絞り、各自のモノローグを多様した芝居と、印象的なイメージ写真と映像を交えて物語を構成し、心に突き刺さるようなそぎ落とした脚本と、スタイリッシュな写真で、「悼む人」の世界を再構築致します。
登場人物
さかつきしずと
●坂築静人・・・向井理
悼む人。新聞などの報道を手がかりに、事故や事件に巻き込まれて命を落とした人々を亡くなった現場で「悼む」ため、全国を放浪している若者。
なぎゆきよ
●奈儀倖世・・・小西真奈美
夫を殺した罪で刑務所に収容され、刑期を終えて出所する。訪れた殺人現場で夫を「悼む」静人と出会い、以後、行動をともにする。
まきのこうたろう
●蒔野抗太郎・・・手塚とおる
週刊誌記者。残忍な殺人や男女の愛憎がらみの事件の記事を得意とすることから、エログロの蒔野「エグノ」と呼ばれている。北海道で静人と出会いその行動に関心を持つ。
さかつきみしお
●坂築美汐・・・真野恵里菜
静人の妹。勤め先の近所で一人暮らしをしていたが、巡子が在宅で過ごすと決めたため、両親と同居する。交際していた銀行員の子供を身籠る。
さかつきじゅんこ
●坂築巡子・・・伊藤蘭
静人の母。末期癌患者。病院での治療も効果があがらず、横浜の自宅でホスピスケアを受けながら死を迎える決意をする。静人の身を案じ、帰還を心待ちにしている。
公演概要
『悼む人』
■原作=天童荒太(「悼む人」文春文庫刊)
■脚本=大森寿美男(「悼む人」戯曲パルコ出版刊/8月発売)
■演出=堤幸彦
■キャスト向井 理 小西真奈美 手塚とおる 真野恵里菜 伊藤 蘭
■スタッフ写真=細野晋司 音楽=辻 陽 美術=松井るみ 照明=倉本泰史
映像=堤幸彦音響=大木裕介 衣裳=高木阿友子 ヘアメイク=宮内宏明
演出助手=松森望宏舞台監督=二瓶剛雄、田中力也
宣伝美術=有山達也宣伝写真=久家靖秀 宣伝=る・ひまわり
プロデューサー=佐藤玄・松田 誠 アソシエイトプロデューサー=神康幸
アシスタント・プロデューサー=大前典子制作進行=高田雅士 制作=藤井綾子
製作=山﨑浩一
■企画協力=文藝春秋
■企画・製作=株式会社パルコ・株式会社ネルケプランニング
東京公演
2012年10月19日(金)~28日(日)
PARCO劇場(渋谷パルコパート1・9F)
□主催=パルコ、ネルケプランニング、ホリ・エージェンシー
□前売開始=2012年9月8日(土)
□入場料金=8,400円(全席指定・税込)
U-25チケット=5,000円
(チケットぴあで前売販売のみ/25歳以下対象/当日指定席券引換/平日限定/要身分証明書)
□お問合せ=パルコ劇場03-3477-5858 www.parco-play.com
□チケット取扱い
パルコ劇場チケットレスサービス http://www.parco-ts.com/
チケットぴあ http://pia.jp/t/itamuhito/
【発売日特電】0570-02-8821
【9/9以降】0570-02-9999(Pコード 422-256)
ローソンチケット http://l-tike.com/itamuhito/
【発売日特電】0570-08-4633
【9/8 18時以降】0570-08-4003(Lコード 30025)
0570-00-0407(オペレーター対応10:00.20:00)
e+(イープラス) http://eplus.jp/itamuhito/
一般発売日以降お一人様1公演2枚までとさせていただきます。
横浜公演
2012年12月7日(金)~9日(日)
KAAT 神奈川芸術劇場<ホール>
□前売開始=2012年11月3日(土)
□入場料金=S席8,400円/A席6,300円/B席4,200円(全席指定・税込)
□主催=パルコ、ネルケプランニング、ホリ・エージェンシー
□お問合せ=パルコ劇場03-3477-5858 www.parco-play.com
□チケット取扱い
チケットかながわ 045.662.8866(10:00.18:00)http://www.kaat.jp/
チケットぴあ http://pia.jp/t/itamuhito/
【発売日特電】0570-02-9940
【11/4以降】0570-02-9999(Pコード 422-505)
ローソンチケット http://l-tike.com/itamuhito/
【発売日特電】0570-08-4633
【11/418時以降】0570-08-4003(Lコード 30065)
0570-00-0407(オペレーター対応)
e+(イープラス) http://eplus.jp/itamuhito/
※チケットのお申込みは、お一人様1公演2枚までとさせていただきます。
※プレイガイドの店頭販売の取扱い店舗については、各プレイガイドにお問合せください。
■「悼む人」公演スケジュール
<東京公演>
日程:2012年10月19日(金)~28日(日)会場:PARCO劇場
主催=パルコ、ネルケプランニング、ホリ・エージェンシー
<大阪公演>
日程:2012年10月31日(水)~11月4日(日) 会場:森ノ宮ピロティホール
主催=関西テレビ放送/サンライズプロモーション大阪
<広島公演>
日程:2012年11月6日(火)・7日(水) 会場:アステールプラザ大ホール
主催=tssテレビ新広島
<名古屋公演ーメ.テレ開局50周年記念事業ー>
日程:2012年11月9日(金)~11日(日) 会場:中日劇場
主催=メ.テレ
<福岡公演>
日程:2012年11月13日(火)~15日(木)会場:キャナルシティ劇場
主催=九州朝日放送、ピクニック
<松山公演>
日程:2012年11月17日(土)・18日(日)会場:松山市総合コミュニティセンター・キャメリアホール
主催=あいテレビ、デューク
<松本公演>
日程:2012年11月21日(水)会場:まつもと市民芸術館・主ホール
主催=NBS長野放送
<札幌公演>
日程:2012年11月24日(土)・25日(日)会場:札幌市教育文化会館・大ホール
主催=北海道文化放送
<仙台公演>
日程:2012年11月27日(火)会場:電力ホール
主催=TBC東北放送/キョードー東北
<新潟公演>
日程:2012年11月30日(金)~12月2日(日) 会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場
主催=BSN新潟放送・(公財)新潟市芸術文化振興財団
★以上10公演一般発売開始: 2012年9月8日(土)
<横浜公演>
日程:2012年12月7日(金)~9日(日)会場:KAAT 神奈川芸術劇場<ホール>
主催=パルコ、ネルケプラニング、ホリ・エージェンシー
★一般発売開始:2012年11月3日(土)