20日(木)、六本木アカデミーヒルズで、10月20日(土)から開催される「第25回 東京国際映画祭」の記者会見が行われ、東京国際映画祭・依田巽チェアマン、『フラッシュバックメモリーズ 3D』(コンペティション部門)の松江哲明監督、TIFFアンバサダーの前田敦子などが登壇した。
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25回を迎える東京国際映画祭(TIFF)は、日本唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭として、1985年より開催され、日本の映画産業、文化振興に大きな足跡を残してきた。世界の2,600有余の国際映画祭の頂点に立つカンヌ、ヴェネチア、ベルリンに比肩し、世界四代映画祭と評価される国際映画祭を目指し、毎年、10月に六本木けやき坂通りで行われる内外のゲストによるグリーンカーペットを皮切りに、六本木ヒルズアリーナでは屋外上映やボイスオーバー上映、作品ゲストを招いたイベント、カフェでの公開記者会見など、映画ファンだけでなく観光客や大勢の人々が楽しめる多彩なイベントを実施予定している。
記者会見には、公益財団法人ユニジャパン・高井英幸理事長、東京国際映画祭・依田巽チェアマンが挨拶をし、依田巽チェアマンは「(グリーンカーペットは)今年で5回目になりますが、グリーンカーペット、エコロジー、環境とグリーンをテーマに、10月20日から28日まで9日間開催されます。5年前は690本の作品、今年は1332本の作品が集まりました。参加国も70カ国から90カ国に増えています。”今こそ、映画の力”を!」と意気込みを語った。
今年のコンペティション部門から『フラッシュバックメモリーズ 3D』の松江哲明監督は、「ノミネートされたときは、ちょうど自転車に乗っていたときで、スタッフに電話をして確認し嬉しく思いました。
そして、一人焼き鳥屋で祝杯をこっそりあげました。この作品は、3Dで一年かけて作ってきた作品です」と、ノミネートされたときの感想を語った。
TIFFアンバサダーの前田敦子は「(アンバサダーとして、橋渡しは)とても重要な役ですよね。私が生まれる前から開催されている映画祭、とても緊張しています。私自身、映画が大好きなので、たくさんの方と交流できるのが楽しみです。頑張りたいと思います」と、アンバサダーに任命された気持ちを語った。「映画が大好きで一人で映画館に観にいきますし、DVDもよく観ます。オールジャンルおすすめしてもらったら、何でも観ようと思います。(映画館で)一人で泣いて笑っています」と。好きな映画のジャンルと映画館に一人でも行くことを暴露した。そして、好きなヒロインについて聞かれると、「かわいらしいコメディも好きで・・・アクションも好きです。強い女性に憧れているので、そういう(強い)女性を演じてみたいです」と、好きなヒロインについて理想の女性論を語り、どんな女優を目指しているかの質問には「素敵なスタートラインに立たせていただいているなと思うので、どんな役にでも挑戦したいですし、求められる女優さんになりたいですね。頑張ります!」と、今後の意気込みについて笑顔で語った。
オープニング作品
『シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語』
公式クロージング作品
『人生の特等席』
特別オープニング作品
『JAPAN IN A DAY(ジャパン イン ア デイ)』
日本以外のアジア各国の作品も注目。アジアの風部門では、台湾・・韓国・中国・インド・インドネシア・カンボジア・イラン・トルコ・フィリピンなどのノミネート作品が勢ぞろい。
TIFF 特別感謝賞記念 レイモンド・チョウ オールナイト
『キャノンボール』、『ポリス・ストーリー』、『霊幻道士』の3作品をオールナイトで上映。
審査委員長 特別オールナイト コーマン魂
ハリウッドでもっとも才能に溢れた影響力のある映画製作者の一人。3作品をオールナイト上映。
日本橋で日本の映画を観よう
日本橋三井ホール(コレド室町 5F)で、10月23日~25日上映
TIFFCOM 2012
TIFFCOMは、エンターテイメントに特化した国際コンテンツマーケットで、国際コンテンツ総合見本市として、今年はお台場で開催される。開催期間中は、六本木・お台場間のシャトルバスを一日70本運行する。
昨年に引き続き、グリーン募金の一部を、東北の被災地「映画応援団・シネマエール東北」へ寄付される。