2012/12/22

少年隊・植草克秀　主演舞台「ドリームジャンボ宝ぶね～けっしてお咎め下さいますな～」公開稽古

２２日（土）、都内で舞台「ドリームジャンボ宝ぶね～けっしてお咎め下さいますな～」の公開稽古が行われ、少年隊の植草克秀、元宝塚トップスター紫吹淳、お笑い芸人の鳥居みゆき、元・劇団四季看板女優の久野綾希子、伝説のブルースマンの異名を持つ左とん平、そして期待の若手俳優矢崎広と長谷川純が会見に出席した。

舞台『ドリームジャンボ宝ぶね～けっしてお咎め下さいますな』は、かの有名なウィリアム・シェイクスピアの名作『夏の夜の夢』を、明治初期の日本を舞台にスペシャルカスタマイズした、歌あり、ダンスあり、コントあり、レビューあり、何でもありのお芝居。

シェイクスピアの『夏の夜の夢』は、アテネ近郊の森に足を踏み入れた貴族や職人、そして森にすむ妖精たちによる大騒動を描いた、傑作喜劇。中でも、いたずら好きの妖精・パックによって魔法の惚れ薬を塗られたことにより始まる4人の恋人たちの痴話げんかの場面は有名です。それを本作では、妖精パックは妖怪・座敷わらしに、そして座敷わらしによって魔法の惚れ薬を塗られたのは…なんと、伊藤博文、井上馨、後藤象二郎、板垣退助など誰もが知る歴史上の偉人たち。文明開化の日本人と妖怪たちが織り成す“日本の夜明け前の夢”。豪華キャストが勢ぞろい、新春にふさわしい、とにかく楽しくて笑える幸せな時間がたくさん詰まった舞台。

（公開稽古風景）

＜囲み取材＞

青山劇場で演じるのが５年ぶりになる植草は「ホームに戻るという感じですね。楽しみにしています」と、久しぶりの青山劇場での舞台について語り、初座長について質問されると「みんながみんな座長な感じでやっていますから、（鳥居を見て）この通り、私が座長だと思っていますから（笑）」と笑いを沸かせた。

神様を演じる左とん平は、ムードメーカーの鳥居のことを「これがいるので、稽古場が明るくなったり暗くなったりする」と、植草は鳥居のことを「至って常識人ですから」とコメントすると、鳥居は「いつも、とん平さん寝ているよ」と、台本を読んで真剣に考えていると思ったら寝ていたことを暴露する場面も。

紫吹は「女子率が（３人で）カンパニーは少ないので」と、ほとんどのキャストと初共演になる久野は「みなさんパワー全開なので・・・雪女（役）なので、何とか凍らせたいですが、この顔ぶれはなかなか凍らせられないですよ」と、笑いに絶えない日々の様子が伺えた。

植草を先輩に持ち少年隊の舞台で共演している長谷川は「初めての舞台なので楽しみです」と語ると、植草が「だって少年隊でやっているでしょう」と突っ込まれると、「初めて植草さん一人で舞台に立たれるというのは楽しみです」と苦笑い。

矢崎は「僕ら若手は緊張していたのですけれど、大先輩方が積極的に話しかけてくれるので、勉強になる現場だと思います」と語ると、久野は「どこが緊張しているの？」、鳥居は「用意してきたしゃべりじゃないの」と矢崎を困らせる場面もあり、和やかなキャスト陣。

見どころについて聞かれると植草は「みんながこんなに楽しくやっているのを一番観て欲しい。みなさんがお正月に”よかった、楽しかった”と、これからの一年を過ごせるような舞台」と見どころについて語った。

また、舞台『ドリームジャンボ宝ぶね～けっしてお咎め下さいますな』に因んでドリームジャンボ宝くじが当たったらどうするかという質問をされると、紫吹は「未来の結婚資金にしたいです」とコメント。いつごろになりそうか聞かれると、紫吹は「来年には結婚する予感！？何かあったらいいですね（笑）」と結婚の予感を強調する場面も。

最後に植草は「こんな素敵なメンバーなので楽しく、稽古もありますけれど、来年この舞台を成功させて、みんなで楽しくやっていきたいと思います」とＰＲした。