21日(月)、都内で「赤坂大歌舞伎」の製作発表が行われ、中村堪九郎、中村七之助、中村獅童が登壇した。
3月8日(金)から赤坂ACTシアターにて、赤坂ACTシアター5周年シリーズ 中村堪九郎襲名記念「赤坂大歌舞伎」が上演されることとなった。2008年、2010年に「赤坂大歌舞伎」は十八代目中村堪三郎により上演された。芸能の町・赤坂にて上演されたこの公演は、歌舞伎通だけでなく、これまで歌舞伎を観たことのがなかった方の関心をも喚起し、客席からは絶賛の嵐!伝統芸能としての歌舞伎を継承しつつ、現代、そして世界に通じる舞台を繰り広げて観客を魅了し、大きな話題となった「赤坂大歌舞伎」が、亡き父の意志を継ぎ懸命に演じ続ける中村堪九郎と中村七之助、そして中村獅童が加わって、魅力あふれる新しい「赤坂大歌舞伎」として、赤坂ACTシアターに帰ってくる!!演目は、十八代目中村勘三郎の『怪談乳房榎』。早替わりや本水を使った演出がみどころの、歌舞伎のケレンを堪能させてくれる作品。
中村堪九郎
「『怪談乳房榎』の演目を選ばさせていただいたのは、一番の理由は、わかりやすさ、エンターテイメント色が強い作品。予備知識なしで観やすい。子供の頃から憧れていた役をやらせてもらえることは、とても嬉しい。『怪談乳房榎』での2回公演は、初めてのことで・・・父もやっておりません。まだ31歳なので動ける限り、いい芝居をして少しでもお客様に笑顔になっていただいて、劇場を後にしていただくことが私の夢であります」と意気込みを語った。
また、今回は大詰めの”乳房榎”の間を出そうと思っていることも明かした。
中村七之助
「芝居を観終わると、父は”やりたいか?やりたいだろう?”と必ず兄弟にいっていた。命がけで自分が作った演目は、非常に愛していた。兄と子供の時は、自宅のシャワールームのシャワーを滝に見立てて写真を撮ったり・・・という演目なのです(笑)」と笑いを沸かせる場面も。
早替わりには重きをおいてはなく、やはり人物人物を演じわける・・・兄貴のすばらしいところだと思う」と兄弟愛を覗かせる場面をみせた。
中村獅童
大河ドラマ『八重の桜』に出演中の中村獅童は、スケジュール的に難しく、最初は断っていたが、勘三郎のお通夜に「何が何でもやる!」と決心したことを明かした。新春浅草歌舞伎も10年やらせてもらいましたが、この3人だったし・・・名前を呼んでいただいたときに何ともいえない気持ちだった。(3人一緒の舞台なので)心強く思う。お客様が楽しんでもらえる芝居を作るという精神をうけつつ、いい芝居をしていきたいと思う」と意気込みを語った。
勘三郎との思い出を聞かれると「早替わりで役がころころ替わるので、名前を間違えてしまうと”何でもいいけど・・・名前だけは頼むよ”といわれたことが、一番思い出に残っている」と語った。
また、会見では3人に赤坂芸妓の方々から花束を贈呈された。
会見で勘九郎は、MCの出水アナウンサーに「綺麗どころを連れて観に来て下さい」といえば、獅童は「平成のプレイボーイは、勘九郎さんに返上?」と会見の場に笑いをわかせた。
(取材:野地 理絵)
怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)
絵師菱川重信には、美貌の妻お関と生まれたばかりの真与太郎がいます。偶然にお関と知り合い、一目惚れした浪人の磯貝浪江は、重信に弟子入りします。
重信がかねてから頼まれていた高田南蔵院の天井画の完成が間近となったある日、浪江は下男正助を脅し、重信殺害を手伝わせます。
悪業を隠してお関と夫婦になった浪江でしたが、今度は正助に四谷角筈十二社の滝壺へ真与太郎を棄てにいかせます。その正助も殺害しようと、悪に加担する三次に後を追わせますが...。
三遊亭円朝 口演
怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)
うわばみ三次/下男正助/菱川重信/三遊亭円朝 中村勘九郎
菱川重信妻 お関 中村七之助
磯貝浪江 中村獅 童
■ 日 時
2013年3月8日(金)~2013年3月24日(日)
■ 料 金
S席11,500円 A席8,000円 B席4,000円
■ チケット発売
2013年2月2日(土)10:00 一般発売開始
■赤坂ACT倶楽部(特別有料会員)
http://www.act-club.jp/
■ACTオンラインチケット
http://www.tbs-act.com/
■チケットホン松竹
0570-000-489(ナビダイヤル・10:00~18:00)
東京 03-6745-0333 (10:00~18:00)
■チケットweb松竹
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■サンライズプロモーション東京
0570-00-3337
http://www.sunrisetokyo.com
■チケットぴあ
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0570-02-9950 (2/2 10:00~23:30・発売日特電)
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■ローソンチケット
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0570-084-656 (2/2 10:00~18:00・発売日特電)
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18:00~・音声対応)
0570-084-003 (2/2 18:00~・Lコード:33353)
0570-000-407 (2/2 18:00~演劇・クラシック用オペレーター)
■e+(イープラス)
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■CNプレイガイド
0570-08-9966 (2/2 10:00~18:00・発売日特電)
0570-08-9999 (2/3 10:00~・オペレーター対応 )
■ 協賛
大和ハウス工業株式会社
■ 主催
TBS / 松竹株式会社 / TBSラジオ / BS-TBS
■ 製作
松竹株式会社
■ お問い合わせ
サンライズプロモーション東京 : 0570-00-3337 (10:00~19:00)
詳細
TBS→http://www.tbs.co.jp/act/event/kabuki2013/
松竹→http://www.kabuki-bito.jp/theaters/other/2013/03/post_118.html