オペラ歌手・中島啓江が構成・演出・選曲を手がける、博品館劇場恒例のコンサート「夢で逢いましょう ヴォリューム⑳」(3月26日~31日)が、今年で20回目を迎える。25日(月)、同劇場でゲネプロが行われ、取材に応じた。
中島啓江自身が構成・演出・選曲を行い作られてきたコンサート。中島の亡き母が大好きだった「夢で逢いましょう」。今年で記念すべき20周年を迎える。アニバーサリーを迎える今回も、前2回好評だったオペラ。ジャコモ・プッチーニ作曲「ジャンニ・スキッキ」、遺産相続を巡る騒動に若い男女の恋が絡んだ、プッチーニ唯一の喜歌劇。このオペラのテイストも規模も、「夢で逢いましょう」、そして博品館劇場の空間にピッタリ、共演者もさまざまなオペラで活躍しているソリストたちを迎える。また、後半は20周年にふさわしく、豪華ゲストを迎えての「伝えたい」コンサートです。歌い継ぎ”伝えたい”歌を集めた「伝えたい」シリーズCDからの楽曲を披露する。各ゲストと共に「赤とんぼ」をお届けする予定。さまざまな色合いの「赤とんぼ」が楽しめる。
中島は「博品館劇場でのオペラは、長いものを短くしてわかりやすく凝縮しているのが売り。オペラを飽きさせないで完結にして、オペラのファンを増やしていきたい。この20年でやりたかったオペラが演出できるということが、大きな意気込みです」と語った。「今回の「ジャンニ・スキッキ」は、遺産相続で現代にも通じる話の内容になっている。笑ったり泣いたり、人間の全てが出てきてて面白いかな」と、今回のオペラ「ジャンニ・スキッキ」について熱く語った。
そして、「(場所は)どこでもオペラはできるんだと思いました。この小さな箱(博品館劇場)の中で、画期的なオペラが生まれて3年目、これを機にオペラをどんどん上演していきたい」と意気込みを語った。
「20周年ということもあり、(中島が)大ファンの錦織健、スピリチュアリスト・江原啓之はバリトンを、ピアニスターのHIROSHI、(ダイナマイト姉妹の)岡本知高は正真正銘にソプラノです」と絶賛した。また、「若手の音楽家の育成にも努めていきたい」と語った。ゲネプロでは二幕では、中島が「ピアノが歌っている!」と絶賛しているゲスト・ピアニストの小原孝が登場し、息のあったステージ・・・。ゴージャスで心震わすステージに乞うご期待。(30日、31日のチケットも残りわずか・・・。)
「夢で逢いましょう ヴォリューム⑳」
期間:2013年3月26日(火)~31日(日)
(出演)
中島啓江
松山いくお、小貫岩夫、鈴木康夫、兼子知恵、他
(日替わりゲスト)
26・27日 小原孝・錦織健
28日 岡本知高・小原孝
29日 小原孝・江原啓之
30・31日 HIROSHI
(チケット代金)
S席7,000円/A席6,000円(全席指定・消費税込)
シニア(60歳以上)500円引
* シニアは劇場でのみ取扱
博品館劇場 03-3571-1003
ホームページ http://theater.hakuhinkan.co.jp/
ピュアハーツ http://www.purehearts.co.jp/