27日(水)、東京・中央区銀座の中央通りを歌舞伎俳優63人が、4月2日(火)の歌舞伎座新開場を記念し、「銀座・春のパレード『GINZA 花道』」が開催されたパレードで、銀座通り口から銀座4丁目交差点までの、約400mを練り歩いた。沿道には約32,000人(主催者発表)の観覧者が集まり、声援をおくっていた。
セレモニーでは、日本俳優協会会長・坂田藤十郎が「雨が振っておりますが、お客様が“振り込んでくる”と申しまして、縁起のいい門出になり、喜んでおります。400年の歴史を持つ歌舞伎に新たなページが開かれようとしています 。私も及ばずながら、ますます若返ってみなさんに喜んでいただけるように精進して参りたいと思います。歌舞伎と新しい歌舞伎座を、ご後援賜りますよう心からお願い申し上げます」と挨拶をすると、沿道から屋号の「山城屋」と掛け声がとんだ。
史上初の世紀のお練りには、中村時蔵、中村福助、中村橋之助、市川染五郎、市川猿之助など、紋付袴姿の歌舞伎俳優63人が練り歩いた。市川染五郎は息子と一緒に練り歩き、市川中車には屋号の「澤瀉屋」の掛け声がとび、沿道に手を振り頭を下げる場面もみられた。市川猿之助と市川海老蔵は沿道のビルからの声援にむけて、笑顔で手を振り、尾上菊之助は沿道の声援に、丁寧に頭を下げ、終始笑顔で応えた。
28日(木)「古式顔寄せ手打式」、4月2日には、杮葺落興行の幕が上がる。
歌舞伎座ホームページ http://www.kabuki-za.co.jp/
松竹ホームページ http://www.shochiku.co.jp/