第一部の芝居「銭形平次～きよしの平次　立志編～」では、2年前の明治座公演の際の演目「銭形平次～きよしの平次　青春編～」に続く内容で、氷川が若き日の銭形平次を演じ、連続殺人事件に挑む。

第二部の歌謡ショー「氷川きよしコンサート2013in明治座」では最新シングル「しぐれの港」や5月29日発売の最新アルバム「氷川きよし演歌名曲コレクション18～しぐれの港～」などから、全16曲を歌唱。着流しやスーツ姿に加え、はかまやタキシードなど、全6ポーズで観客を魅了した。

氷川の座長公演は2003年の名古屋・中日劇場での初座長公演から数えて、通算で9回目。名古屋・中日劇場で2003年と2005年の2回。大阪は新歌舞伎座で2004年と2006年の2回。

 東京で2003年と2005年、2007年に新宿コマ劇場で3回。2011年に明治座で座長公演を務め、今回2度目となる。

Qお疲れ様でした。

昨日6月2日から明治座さんで、創業140周年のファイナルの公演として「氷川きよし特別公演」に出演させて頂き大変光栄です。お越し頂くみなさん一人一人に平次の心を感じて頂けるように、これから約一ヶ月舞台に立たせて頂きます。心のお土産をたくさん持って帰って頂きたいなと思っております。

Q140周年のという記念すべき年の大トリをつとめられてどんな気持ちですか。

とにかく平次を演じることが僕がやるべきことです。伝統ある明治座さんの名に恥じないように、平次を一生懸命生きたいと思います。とても光栄です。

Q台本を覚えるのは大変でしたか。

台詞をいれるのに約一ヶ月かかりました。人の何百倍も努力しないと身にならないので、早めに台本を頂いて毎日台詞を練習していました。例えば道を歩いていても、食事をしていても（台詞調に）「俺を誰だと思ってるんだ！」とかずっと言ってたので、周りの方もびっくりしたと思います（笑）

Q殺陣、すごくかっこよかったです。ずいぶん練習されたのではないですか。

そうですね。殺陣師のすばらしい先生がつけてくださった殺陣が複雑で難しかったので、ちょっと自分流にアレンジして頂きながら、皆さんの意見も伺いました。楽しませて頂いています。

Q共演者の方もたくさんいらっしゃいますけれども、助けて頂いたのではないですか。

はい。みなさんいい方ばかりで稽古場でも本当によくして頂き、いろいろと教えて頂きました。

Q初座長公演から１０年経ちますね。

そうですね。最初は本当にいっぱいいっぱいで…。10年前は、伝統ある劇場で自分ができるなんてとんでもないと思いつつも、折角この様な機会を頂いたのでがむしゃらにお芝居しました。あれから10年なんですね、早いですね。お芝居をやっていていいなと思うことは、歌と違って他の役者さんとかけあいですね。それを人に伝えることができるから楽しいですよね。台詞を覚えるまでが大変ですが（笑）。

Qいい台詞もたくさんありましたけれども、「人は幸せになるために生まれてくるんだ」と。

みんなそれぞれの姿形で生まれてきて、その人しかできないことがあるので、自分の思いを台詞にして、自分で言って、自分で励まされますね。人生生きていたら大変なこともありますけれど、楽しいばかりではだめですから、いろんな苦労をして強くなっていくんだなと思いますね。

Qお芝居をみて、みんな都合があるんですよ。それを乗り越えて生きていくんだという、台本を読んだ時は泣けましたね。

 一人ではなにもできない。みんなで一つのものを作っていますから。

Q今日のできは？

うーん控えめにして…、５３点！（報道陣：え～！）低いですか？まだ二日目ですから、順々にもっとこうしたいとか、お客さまに楽しんで頂けるように、今日を生かせたらいいな思います。

Qコンサートの衣装も素敵でしたね。

はい、みんなで意見を出しながら決めました。６着着ています。いろんなカラーを見せて、自分も楽しんで頂きたいなと思います。

Q何か、重大な発表があるということで…

実は…、私氷川きよし、アルバムが出たばかりです。「演歌名曲コレクション１８」。AタイプのDVDの「春嵐」はぜひみて頂きたい映像で、皆さんに楽しんで頂きたいなと思って作りました。CDは一生聴けますから、どこでも聴いて頂いて、人生のBGMにして頂けたらありがたいなと思います。

Q最後にファンのみなさんへ

本当に体に気をつけて、健康で朗らかに日々笑顔でお過ごしいただきたいなと思います。僕も一ヶ月、体に気をつけて、一人一人に「来て良かった～！」と思って頂けるように、頑張ります。どうかみなさんいらしてください。お待ちしております。

明治座ホームページ　http://www.meijiza.co.jp/