1日(土)、映画『猫侍』が公開初日を迎え、メインキャスト、監督が登壇し舞台挨拶を行った。
北村:こんなにたくさんの人に観て頂けて本当にうれしいです!この瞬間をずっと待っていて、皆さんの反応を見るのが楽しみでした。「ふざけるな」って言われるのか「面白かった」って言われるのかどっちかなと思って(笑)僕たちはふざけて撮っていたので!冗談ですが。今日はどうもありがとうございます。
蓮佛:(蓮佛さんは登場時に靴を履き忘れて出てくるのが遅れるハプニングが起き)遅くなってごめんなさい!まだドキドキしています。猫と一緒にほのぼのと楽しんで撮った映画ですので、その雰囲気が伝わればいいなと思います。
(C)2014「猫侍」製作委員会
MC:皆さんドラマ版を見ていた人は手を挙げてくれますか?(会場ほとんど挙手)
北村:嘘?本当ですか?僕は見ていないので。嘘です、嘘です(笑)。普段映画を観る機会がなかなか無い方、時間が無かったり観たい作品が無かったりという方にどうしたら観て貰えるかなと考えながら作った作品です。時代劇というハードルがあったので、どんどんそれを下げて行ったら、取り返しがつかなくなってきて、監督に「行くところまで行きましょう!」と言われてなぜか歌まで歌わされました(笑)。あと、ウィンクのシーンがあるのですが、あれはCGではないです。僕の鼻息があたって出来た奇跡のシーンで、アフレコで「萌え~~~!」と収録する時に、事前に何回も監督に「本当にやるんですか?」と何度も聞き直しました。監督の最大の暴走でしたね(笑)。
戸次:僕はつっこみ役というか、きっちりしていたのでそんなに監督の暴走は…あ、ありましたね(笑)!久太郎の家に乗り込んで行くシーンで、大きな声で威嚇しなくてはいけなかったのですが、本当にどしどし歩くと猫が怖がってしまうので、本当はこんな感じで(忍び足のアクション)歩いてと言われて大変でした。
北村:確認のためにもう一回観てみたくなりますね!
MC:舞台挨拶でこんな楽しい裏話を聞いたらもう一度観たくなります。個性的な皆さんとの共演はいかがでしたか?
蓮佛:北村さんが気さくに現場を盛り上げてくれました。途中参加で少し緊張しましたが凄く楽しい現場でした。
監督:憧れの北村さんと共演出来て光栄でした!本当に、皆で作り上げた作品だと言えます。
MC:さて、ここから私は映画評論家・襟川クロとしてお送りしたいと思います。月曜日にアカデミー賞の発表がありますが、それにちなみまして、ここではネコデミ―賞の授賞式をしたいと思います。もう1人の主演、玉之丞にご登場いただきましょう。
MC:(玉之丞、ティアラを被って登場、玉之丞に向かって)今のお気持ちは?
北村:それは無理でしょう(笑)。ネコデミ―賞っていったい何ですか?
MC:はい、他のノミネートは同日公開の『猫の宅急便』と『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ペコと5人の探検隊』なんですが、日本を代表する2大スター猫に負けないくらい素晴らしい演技だったので授与させて頂きました!この名演は日本の歴史に残りますよね、北村さん。
北村:あ、すみません、猫をずっと見ていてあんまり聞いていませんでした(笑)。
北村の腕の中ですっかり落ち着いた玉之丞。2人のまるでカップルの様な佇まいに会場は一層の盛り上がりを見せた
<物語>
江戸時代末期、かつて一流の剣の使い手と恐れられた斑目久太郎(北村一輝)も、今やしがない浪人暮らし。ある日、彼の元に久しぶりに仕事の話が舞い込むが、何とそれは対立する一家の親分がかわいがっている猫を暗殺せよとの命令だった。久太郎はやむを得ず仕事を引き受けるが、踏み込んだ屋敷で彼を待っていたのは愛らしい白猫だった。
北村一輝
蓮佛美沙子 浅利陽介 戸次重幸 洞口依子 温水洋一 津田寛治 横山めぐみ / 斎藤洋介 小野寺昭 / 寺脇康文
主題歌:「I’M SO GREAT!」真心ブラザーズ(Do Thing Recordings)
監督:山口義高 製作総指揮:吉田尚剛 原案・プロデュース:永森裕二 脚本:永森裕二/山口義高/城定秀夫 (C)2014「猫侍」製作委員会 企画・配給:AMGエンタテインメント